ファミリーホームの可能性

より多くのこどもたちを家庭的な環境で養育できるように、新たな社会的養護の展開を願う里親が集まり、2005年8月「里親ファミリーホーム全国連絡会」誕生。2009年4月にはファミリーホームの制度化が実現しました。(第2種社会福祉事業)

ひろせホームが大切にしている【愛着性を育む】ってどういうこと? 

母親とのふれあいのなかで生まれる情緒的一体感のことを愛着といいます。つまり、親と一緒にいて安心できたり、ゆったりと人とのやりとりを楽しめたり、親を求める気持ちや行動もそれです。乳幼児期の愛着経験はとても重要で、成長していく上での安心安全にもつながり、安定した世界観の確立などにもつながります。逆に愛着形成がなされないと、発達障害などの発生につながったり、さまざまな問題が起こるといわれています。そのためひろせホームでは愛着性に重点を置き、こどもたちにとってより家庭的な環境、家族を感じられる環境を与えること、児童の相互作用を活かし、基本的な生活習慣の確立と、豊かな人間性及び社会性を養うこと、児童の自立を支援することをコンセプトとしています。

施設養護とファミリーホームでの暮らしはこどもにとってどれほど違うの? 

  施設などでも小規模型にするなど進んではいますが、やはり、1日8時間交代での勤務などではこどもとの密な関係や、家庭的な環境といった面でどうしても補えない部分があります。施設職員と愛着形成ができ、愛着関係が良好であるこどもでも、家庭で過ごしたこどもとの間には大きな違いが見えるといいます。ファミリーホームでは、生活を共にする養育者がいることで、家庭的な環境に近づけると考えています。

ファミリーホームの補助員ってどういう人たち? 

  親族、家族のみで運営している場合もありますし、外部から補助員を採用している場合もあります。運営する上で密室・閉鎖的になってしまうと、透明性がなくなることも考えられるため、問題の発覚が遅れたり、悪化してしまう可能性も考えられます。(虐待など…)また第3者や外部とのつながりが強くなければ、援助を求めたりすることができなかったり"気づき"も減少してしまうかもしれません。また、第3者がいることで、透明性が増し、養育者と要保護児童との関係が良好に保てることも期待できるのです。つまり、第3者の目は、新たな問題を捉えたり、悪化することに対しての抑止力となりえます。

ひろせホームでの取り組みやこどもを育てるうえでの方針 

  ひろせホームでは、保護者のない又は家庭養育が困難である児童に対し、それに替わる家庭的な環境の中で、児童の相互作用を活かしつつ、基本的な生活習慣を確立させ、豊かな人間性及び社会性を養い、乳幼児の愛着性を育み、児童の自立を支援することをコンセプトとしています。またこどもたちの自立をとても大切に考えていて、【自分のことは自分でやる。できないことは、子供同士で手伝う。】というのもホームの方針です。ほかに取り組みとしては以下の通りです。 ①親子の関係を普通に体験できる場を。 ②虐待関係にあった親子でも支援体制によっては元の親子関係になる場を。 ③子どもから見た大人の其々を自分の目から見た学習を。 ④子ども独自で判断のできる場を。 以上の点から、補助員家族との また、ファミリーホームは子育て支援の場としての役割や、老親福祉との連携など、今後児童の自立を高めるうえでも、さらなる可能性が見出せる場であると考えており、そのためにモデルケースとなるよう行動に移していくことにも力を注いでいる。

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